GWの唐松岳~八方尾根 (2009/5/2)
公開日:
:
後立山連峰
GWに北アルプスの唐松岳に行ってきました。1泊2日のテント泊です。(前夜は車中泊)
登山コースは八方尾根からの往復です。当初、五竜岳への縦走を計画し、遠見尾根から下山というコースにしようかと思ったのですが、後ろ立山連峰は今回が初めてということや、まだ残雪期で単独であることなどから五竜岳は別の機会にすることとしました。
場 所:唐松岳
日 時:H21/5/2(土)~5/3(日)
天 気:2日晴れ 3日晴れ
標 高:2,696.4M
コース:八方尾根コース(往復)
標高差:約856M
標準CT:3時間50分
形 態:テント泊(1泊2日)、単独
上信越自動車道を通り、長野経由で8:20位に八方尾根スキー第三駐車場に車を止めます。ここは日帰り客専用の無料駐車場です。広さはこの辺りの一番位の広さで、数十台は駐車可能です。看板の注意書きによると、やむを得ず宿泊する場合は連絡先のメモを置くこと、また除雪車の除雪作業に邪魔にならぬよう、除雪作業時には車を移動すること、ここでキャンプは禁止などの注意事項があります。全部当然と言えるものだと思います。私は1泊2日だから本当はいけないんだけど、連絡先を書いたメモをダッシュボードに置いて、駐車場の隅っこに駐車させてもらいました。
さすがに、スキー観光地の本場だけあって、この辺りはロッジや旅館、レンタルスキー屋、お土産屋などで街並みがにぎやかです。
私の目指すゴンドラ・アダムの乗場は歩いてこの先すぐです。
ゴンドラリフトアダムを降りたところ。
この後、リフト2台(アルペン・クワッド、グラート・クワッド)を乗り継ぎます。
ここは雪が少ないですが、この上のコースはもう少し雪は多めでした。ですので、スキーを楽しむには差し支えない感じでした。
リフトを乗り継いで八方池山荘(標高1,840M)に着くと、10数名の登山者が山荘前で準備中です。中には山スキーヤーもいます。
歩き出しの最初はアイゼン無しでも大丈夫のようでした。
どうしてもヒトの顔に見えてしまうんですケド(笑)
八方池は雪の下。今は見えません(残念)_| ̄|○
左から、天狗の頭、鋭角なピークの鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳
天気はいいし、初めての後ろ立山連峰の風景はめちゃ感動的。もう気分はサイコーです(*´∀`嬉)
白馬三山が良く見えます。
不帰ノ嶮の恐ろしい景観が迫ってきます。あそこから滑りおりる山スキーヤーがいるそうですが、信じられません。ほとんど垂直に近い角度だと思うんですケド
思い切った軽量化作戦(ザックの重さは約17.5K)があたったのか、自分の体力が増したのか、ここまでは大してバテルこともなく来れました。
しかし、この後テント設営後に高山特有の症状に苦しめられることになるとは思っても見ませんでした。
唐松岳頂上山荘近くの稜線にやっと辿りつくと、剱岳を筆頭に雄大な立山連峰が目に飛び込んできます。この風景を真の辺りにし、思わず歓声があがります。
唐松岳頂上山荘の夏場のテント場は雪により使用できず、小屋の後ろ側がテント場になっています。既に数十張り張られています。
私も一番端っこ辺りにテント底の斜面を平らにすべく雪を整地、加えて防風用の雪壁作りにいそしみますが、私の場所は運悪く、30センチ位下の層が固い氷の層となっており、通常の2~3倍ほど体力と時間が掛かってしまいました。
何とかテントを張り終えたときには、もう体力を使い果たし、残りの時間も無くなっていました。登頂は明日の朝にし、ビールタイム+辺りを散策することにしました。少し明日の天気が心配ですが。
唐松岳頂上山荘でビールを2缶買い、暮れていく風景を見ながら、ぼけ~~っとしつつビールを飲みます。
その後、雪を集めて水を作り、お餅入りカレーうどん+フランスパンの夕食を作ります。
一番手前が私のテントです。
周辺を散策していたとき、自分の体調がこれまでと比べて明らかにおかしいのに気付きます。なんでもない坂道を空身で少し登っただけで、激しい動悸が起こります。脳の動脈が破裂しそうな勢いを感じる。これは酸素の薄いところに登ってきたことによる症状のようだと気付きます。それで、空気を2回吸っては1回深く長く吐き出すという、自己流の呼吸法を意識的にやっていると、なんとかなりそうな感じに回復してきました。
去年、立山に2泊3日のテント泊に行ったとき、初日にバスで室堂平まで一気に上がり、その後の登山道で眩暈がするくらいバテた原因も酸素の薄さが原因だったかも知れないとこのとき初めて理解しました。
前日の夜は、-20℃まで対応のシュラフに、持って来たインナーダウンやインナーフリース、レインウェアまで着込んで寝ましたが、やはり寒く、何度か寒さで目が覚めてしまいました。テント内の温度は-2℃でしたので、外は恐らく-4~5℃だったのではないでしょうか。
目が覚めたのは4時30分位で、朝の5時位にご来光を撮影すべく稜線に出ます。
既に、何人かの登山者たちとご来光を待ちますが、あいにく雲がでていて強いご来光には恵まれませんでした。
(5/3) 6:25 朝日を受ける剱岳と立山連峰(クリックで拡大します)

唐松岳にピッケル+アイゼンのみで空身で登ります。既に何人か登頂している人がいます。途中の道はそれほど危険はありませんが、たまにモロ氷そのものとなった道がありますので、アイゼンを突き刺すように効かせながら登る箇所もあります。
ついに登頂しました!!
たしかに、唐松岳の頂上に足を踏ん張って立っているんだって思えた。メッチャ嬉しい。
ウレシ━━━━。+゚(*´∀`*)。+゚━━━━ィイ!!
単独で初めての場所に行くことは多かったけど、今回ほど準備段階にリキを入れていたことはなかったので、達成できた充実感はひとしお!
この後、テントに戻ります。
お餅入り岳食ソバで朝食を取り、食後のコーヒーでまったりしたら、後はテント撤収です。
割り箸ペグを氷と化した雪の中からピッケルで掘り起こし、なんとか全部回収に成功。割り箸でもゴミを残さなくて良かった。
下降開始します。五竜岳の後ろに少しだけ鹿島槍ヶ岳が見えます。
今日は登ってくる人と多くすれ違います。登ってくる人に話しかけられたりします。
気分は軽いハイ状態ですが、この後も自宅まで無事に運転してたどり着かなくてはならないし、事故は下山時に起きるものだからと気を引き締めて下ります。
車に戻ってフツーの人間の格好に着替えて、駐車場に戻る道沿いにある温泉、第二郷の湯(入浴料500円)に入ってさっぱりします。
この後、白馬大雪渓コースの登山口にある猿倉荘まで道路を下見し、塩の道(国道148号)で帰路に着きました。
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